まちなかスナップ

二つの作品は「吉田漁港多目的広場」から撮影されたものです。
 多目的広場が利用開始後初めてだった今年の元旦は、御来光を拝む多くの人で賑わいました。
 また、多目的広場とつながり東へ1500メートル直線で延びる川尻防潮堤緑道でも、御来光や富士山の景色を多くの方々が堪能していました。
 新たな初日の出スポットとして、「吉田漁港多目的広場」と「川尻防潮堤緑道」が注目されています。

作品名:初日の出・防潮堤、吉田港多目的広場より見る富士山

撮影者: 和田鐵男(写連坊) 撮影日: 2025年1月1日・2025年1月10日 撮影場所: 吉田港多目的広場・川尻地区

 整備された海岸施設からのベストショットを提供いただきました。
 吉田漁港多目的広場から見た珍しい「だるま朝日」です。
 「だるま朝日」は、冬の冷え込んだ朝に水平線から昇る太陽がだるまのような形に見える現象で、蜃気楼の一種です。
「だるま朝日」が珍しいのは、冷え込みが強い晴れた朝、海水温と大気の温度差が大きくて水平線に雲がないという条件が重なる場合に発生するためで、珍しいことから、見た人は幸せになれるとも言われています。
そんな珍しい「だるま朝日」が吉田町でも見ることができるのです。
整備された吉田漁港多目的広場や川尻防潮堤緑道で、「だるま朝日」を見てみませんか。

作品名:だるま朝日

撮影者: 和田鐡男(写連坊) 撮影日: 2024年12月27日 撮影場所: 川尻地区

「吉田漁港多目的広場」の全容です。
 多目的広場からは、直線1500メートルの川尻防潮堤緑道が大井川河口に向かって伸びていて、多目的広場の駐車場に車を止め、防潮堤から360度の風景を見ながらの散策が楽しめるようになっています。

 吉田町では、町の観光資源やイベントによる新たな人の流れをつくり、賑わいの創出実現を目的とするシーガーデンシティ構想を策定し、その一環として海岸部の施設整備を進めています。
2024年5月末に利用が開始され、年末に駐車場への車の乗り入れも可能となった「吉田漁港多目的広場」もその一つです。
 散歩したり軽い運動ができるように整備されている多目的広場は、海岸に面し富士山や駿河湾の対岸の伊豆半島を望む絶景スポットとして、注目されています。

作品名:多目的広場から川尻防潮堤を望む

撮影者: 撮影日: 撮影場所:

津波対策施設として建設された川尻防潮堤の天端部分を散策できるように整備された防潮堤緑道です。
 延長1500メートルの遊歩道の西には、富士山静岡空港に着陸する飛行機から見える「静岡県 吉田町 YOSHIDA TOWN」が描かれ、そこから100メートルごと距離文字が1500メートルまで続いています。(反対側からも)
 東の端には国や町の所管する防災施設が設置され、大井川の河口に至ります。
 防潮堤緑道には四季を通し、ツルコザクラなどの花やシャリンバイが植栽され散策する方々の目を楽しませています。

作品名:川尻防潮堤緑道西側

撮影者: 一般社団法人吉田町まちづくり公社 撮影日: 2025年1月29日 撮影場所: 川尻地区

吉田町のご当地キャラ「よし吉」、吉田町商工会の「ウレシ丸」、そして静岡県の「ふじっぴー」は子どもたちの人気者。県営吉田公園「ハッピーハロウィン2024」の会場で、子どもたちに囲まれ嬉しそう。

作品名:仮想大好きNo2

撮影者: 村松 文好(写連坊) 撮影日: 2024年10月27日 撮影場所: 県営吉田公園

恒例の県営吉田公園「ハッピーハロウィン2024」が10月27日に行われました。
イベント当日は、コスモスが満開の時期を迎えており、仮装パレードに参加した
皆さんはコスモスの中を歩いたり、花摘みなどを行いました。
参加した子どもたちには、お菓子がプレゼントされ、ハロウィンを楽しんでいました。

作品名:仮装大好きNo1

撮影者: 村松 文好(写連坊) 撮影日: 2024年10月27日 撮影場所: 県営吉田公園

例年6月30日に行われる大祓式(おおはらえ(い)しき)茅輪(ちのわ)神事の時に、茅輪くぐりとともに納められる無病息災を託す人形(ひとがた)は、8月の「住吉神社夏季例大祭」まで保管され、大名行列に加わった稚児の皆さんにより、住吉海岸の海で祓い清められます。

「住吉神社夏季例大祭」での大名行列は、大名がお城に入るときを再現する「入り奴」と言われ、今年は8月1日から4日まで開催されました。

作品名:願いを込めて

撮影者: 和田鐡男(写連坊) 撮影日: 2024年8月4日 撮影場所: 住吉地区

住吉神社祭典の花形、大名行列の中の「露払いの巻」に続く「奴の巻」は、大鳥毛(おおとりげ)、熊毛、挟箱(はさみばこ)など、5組19人の若者が、掛け声とともにその道具を振りかざし、昔の大名行列の光景を再現しています。
 特に、最も重量がある「大鳥毛」は、全長328㎝、重さ27kgもあり、3人の若者が交互に力強く振り、力自慢と心意気を披露します。

住吉神社は、当初、大和国片岡神社から分霊が移された古社で式内社・片岡神社と称されていました。その後、仁徳天皇の頃、摂津国住吉大社から分霊を移し、以後、住吉大明神と称されるようになり、今の住吉神社の社名となりました。

作品名:住吉神社夏季例大祭奴道中「大鳥毛」

撮影者: 和田鐡男(写連坊) 撮影日: 2024年8月4日 撮影場所: 住吉地区

川尻地区で恒例の「八幡津島神社夏季例大祭」が7月13日(土)から14日(日)にかけて開催され、屋台踊り、地踊り、屋台の引き回しなどが元気に行われました。
中でも、重さ30kg、最も幅のある中心部は1mの「大鳥毛(おおとりげ)」を3人の若者が交代で振り回しながらの奴道中は見どころ。神社から約1km先の御旅所(おたびしょ:地元では御休みさんといわれています。)までの間で披露されます。

作品名:奴(大鳥毛)

撮影者: 和田鐵男(写連坊) 撮影日: 2024年7月14日 撮影場所: 川尻地区

本物の道具を使う奴道中、大名行列の道中の衣装や日常品などを入れていた「挟箱(はさみばこ)」は十数キロもあり、肩に担ぎながらの若者の練りは、その強靭さに観客は圧倒されます。

「八幡津島神社(川尻神社)夏季例大祭」は、住吉神社の「入り奴」に対してお殿様が城を出るときの「出奴」と呼ばれています。

作品名:奴(挟箱)

撮影者: 和田鐵男(写連坊) 撮影日: 2024年7月14日 撮影場所: 川尻地区